中国駐在 スマホ/携帯 日本の契約はどうするべき?

中国に駐在などで長く住むことになった場合、日本で使っていた携帯キャリアはどうすべきでしょうか。

解約しても問題ないか?
継続する場合はどのような契約にするべきか?

中国で駐在になった場合、日本のキャリア契約をどうすべきかについてご説明します。

解約はしない方がおすすめ

日本の携帯キャリアは中国ではほとんど使えないし、解約してしまおうかな?と考える方もいらっしゃると思います。

しかし、解約はしない方が良いと思います。

日本のキャリアを解約するとこれまでの電話番号が完全になくなってしまいます。
LINE等のアプリ、カード会社、昔の知人、その他多くのところで登録している電話番号がなくなり不便することが多そうです。

また日本のキャリア契約を残しておけば、帰国時到着後すぐ携帯を使うことができますが、解約してしまうと、新しくキャリア契約をするか、プリペイドSIMを購入するまで使うことができません。

維持費がかかってしまいますが、キャリア契約は解約せずにおくことをおすすめします。

日本のキャリア契約

さて、日本のキャリア契約を残すことに決めた場合、これまでと同じ契約のままにしておいても良いでしょうか。

日本のキャリア契約を残すとはいえ、使えば国際ローミング料金として高額になりますので、基本的にはほとんど使えません。

ほぼ使わないのなら、できるだけ費用を抑えたいですよね。
方法は以下の3通りが考えられます。

  1. プランをより安いものに変更
  2. 一時休止手続き
  3. より安いキャリアへ乗り換え

1. プランを一番安いものに変更

今使っているのキャリアで、より安いプランに変更

3大キャリアであれば、月額3,500円前後が一番安いプランになります。

2. 一時休止手続き

キャリアに連絡すれば、お得な料金で預かってくれる一時休止のサービスもあります。
3大キャリアの一時休止手続きについてまとめました。

金額単位:円 引用元:docomo/au/SoftBank

詳細に関しては、各キャリアにお確かめください。

なお、一時帰国の際に解除し、また渡航の際に休止の手続きをするのは面倒だったり、費用がかかってしまいます

頻繁に一時帰国をする予定の方には向きませんが、あまり日本に帰る予定がない方には、費用も安く済むので良いと思います。

3. より安いキャリアへ乗り換え

渡航前に、より安いキャリアへ乗り換えてしまうというのも手です。
最低月額料金が安い順に並べてみました。

以下に記載しているキャリアは全てeSIMも可能ですので、中国のSIMと日本のSIMで、デュアルSIMにすることができます。

上位5位までを詳細に比較してみます。


利用回線最低月額料金初期手数料国際
ローミング
公式HP
povo2.0au0円/0GB0円不可povo
日本通信docomo290円/1GB3,300円通話・SMS可日本通信
IIJmiodocomo/au850円/2GB3,300円通話・SMS可IIJmio
LINEMOSoft Bank990円/3GB0円通話・SMS・データ通信可LINEMO
楽天モバイル楽天1,078円/3GB0円通話・SMS・データ通信可楽天モバイル
mineodocomo/au/SoftBank1,298円/1GB3,300円通話・SMS可mineo
UQmobileau1,628円/3GB3,300円通話・SMS・データ通信可UQmobile
Y!mobileSoft Bank2,178円/3GB3,300円
(オンライン契約なら無料)
通話・SMS・データ通信可Y!mobile
ahamodocomo2,970円/20GB0円通話・SMS・データ通信可ahamo
料金に関してはキャンペーン等もありますので、各社HP等でご確認ください。

povo

単純に安さのみなら、povoが格段に安いです。

基本料金0円で、初期手数料や解約手数料もなく、使用する分だけを購入する仕組みとなっています。
ただし、180日間一度も有料トッピングの購入がない場合は利用停止になってしまいます。

一番安いトッピングは1GB(7日間)/390円ですので、180日に一回、390円のみの費用で日本の携帯電話を維持することができます。

ただし、povoは国際ローミングができないというデメリットがあります。

データ通信は、渡航先で契約したキャリアを使えれば問題ありませんが、電話やSMSは必要な時もあるかもしれません。

最近はアプリ等の認証にSMSを使うことが多いので、普段使っているアプリに突然ログインできなくなる可能性があります。

こんな人におすすめ:
電話番号を維持したいだけ、通話・SMS・データ通信はなしでOKの人

日本通信

povoに次いで料金が安いのが日本通信。
povoではできない、国際ローミング(通話・SMSのみ)が可能です。
ただし当然国際ローミングですので、電話代は高額になります。

povoの足りない部分を補ってくれる存在ですが、現時点では日本通信SIMの知名度があまり高くなく、評価がわからない点が不安材料と言えるでしょう。

こんな人におすすめ:
SMSのみ使いたい・安い方が良いという人

IIJmio

格安DIMの老舗、IIJmio。
格安スマホ黎明期から存在しており、長く続いているという安心感があります。

国際ローミング(通話・SMSのみ)が可能な点では日本通信と同じですが、日本通信よりも月額料金がかかります。

またキャンペーンが多いのが特徴です。
初期手数料が大幅に減額になるキャンペーンや、スマホ本体を割引で購入できるキャンペーンなど、多様なキャンペーンを実施しています。

こんな人におすすめ:
SMSのみ使いたい・IIJmioのキャンペーンがハマった(本体購入等)人

LINEMO

国際ローミングで通話&SMSだけでなくデータ通信も利用できる中で、一番月額料金が安いのがLINEMOです。

中国でキャリア契約するのであれば、国際ローミングでデータ通信を使うことはほぼないとは思いますが、万が一のためにネット上の手続きのみで国際ローミングを開始できるので、安心感は強いです。

また初期手数料・解約手数料が0円なのも魅力です。

こんな人におすすめ:
通話・SMS・データ通信環境を確保したい人

楽天モバイル

楽天モバイルには、海外在住者に優しい固有のサービスがあります。

・海外データ通信(国際ローミング)が毎月2GBまで無料
・「Rakuten Link」アプリを利用すれば、日本の電話番号との通話が無料

国際ローミングのデータ通信は、中国のキャリア契約があればあまり使うことはなさそうですが、楽天モバイルを使用している方によると、電波状況が良くない場所で国際ローミングなら繋がることもあり、便利だということでした。

また楽天ポイントが貯まったり、使えたりするのもポイントです。

こんな人におすすめ:
日本の電話番号と頻繁に通話をしたい人・楽天経済圏を利用している人

終わりに

・日本のキャリア契約は解約せず電話番号を維持するのがおすすめ
・維持方法(キャリア・プランの選択)はそれぞれ都合の良いものを選択すべし

格安スマホについてはたくさんの会社があり迷ってしまいますが、より安い方が良い・安心できる会社が良い等、個人のお好きなものを選ぶのがベストだと思います。

また、国際ローミングに関して、渡航前は滅多に使うことはないだろうと思っていましたが、中国に来てから日本の電話番号でSMSを使うタイミングが何度かありました。

例えば、
・ブログを開設するためのサーバー開設手続きで、日本の電話番号でSMS認証が必要
・アプリのアップデートで自動ログアウトしてしまい、ログインに日本の電話番号でSMS認証が必要
上記のような時に、日本電話番号でSMSを使う必要がありました。

そのため、日本にいる間からスマホやPCをたくさん使用しているタイプの人であれば、国際ローミングで、少なくとも通話・SMSができる環境を整えておいた方が良いと思います。

中国で使うスマホの契約に関してはこちら↓

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