中国駐在 中国でスマホを使うには?

携帯電話は今や生活に欠かせない必需品ですが、中国で暮らすことになった場合、スマホの契約や本体はどうすべきでしょうか?

もちろん、日本で使っている状態のままではいけません。
海外でも使えた!と喜んでいたら、ある日突然超高額請求が…という事件にもなりかねません。

しかし中国でも、日本と同じようにスマホを楽しみたい。
中国でスマホを使うにはどのようにすれば良いでしょうか。

中国駐在の場合のスマホを使う方法についてご紹介します。

中国で使うスマホの契約

旅行や転勤の場合は、プリペイドSIMを使用することが多いですが、駐在のように長く滞在する場合、方法は2通りになると思います。

  1. 国際ローミング
  2. 中国の会社とキャリア契約

ただし、国際ローミングはある理由により中国駐在の場合はほぼ不可能になりますので、「中国の会社とキャリア契約」一択になるのではと思います。

1. 国際ローミング

日本で使用している携帯電話をそのまま使用。

スマホ上で設定するだけで簡単に海外で使用可能になります。
 ※キャリアによっては前もって申込みが必要な場合もあります。

手続きは簡単ですが、高額な費用が発生しますので、長期間の駐在生活には向きません。

また、この場合、現地の電話番号を取得することができません。
そのため、中国駐在の場合はこの選択肢はほとんどなしになると思います。

中国では何かとSMS認証が必要だったり、電話番号を求められるシーンが多く、データ通信ができることだけでなく、電話番号を持っていないと生活ができないといえるほどです。

中国のキャリアと契約をしないと電話番号は取得できませんので、中国駐在の場合、国際ローミングのみで生活していくことはほぼ不可能だと思います。

2. 中国の会社とキャリア契約

現地の携帯ショップへ行き、キャリア契約。

中国にも、日本と同様に大手3社があります。

  • 中国移動(チャイナモバイル)
  • 中国聯通(チャイナユニコム)
  • 中国電信(チャイナテレコム)

この何処かの店舗へ出向き、キャリア契約をすればOKです。
店舗ではキャリア契約のみでなく、スマホ本体を購入することも可能です。

中国語で契約ができるか不安…という方へ

日本語対応可能の中国聯通のお店がありますので、ご紹介します。
日本にもある、スーパーの「アピタ」の建物内に入っています。

私の場合、入国時隔離期間中にこちらへ連絡し、隔離ホテルまでSIMカードを届けてもらいました。

チャイナユニコム(虹橋路店)
住所:上海市长宁区番愚路1028号上海数娱大厦1楼
電話:021-6317-3775
営業時間:9:00~18:30
休日:日曜日

日本のキャリア契約はどうする?

中国で使うスマホは中国の会社とキャリア契約をするとして、日本でのキャリア契約は解約してしまっても問題ないのでしょうか?

解約する方が良いのか、しない方が良いのか、しない場合はどのような契約で継続するべきかを検討します。

日本のキャリア契約は解約すべきか

結論から言うと、解約はしない方がおすすめです。

日本のキャリアを解約するとこれまでの電話番号が完全になくなってしまいます。
LINE等のアプリ、カード会社、昔の知人、その他多くのところで登録している電話番号がなくなり
不便することが多そうです。

また日本のキャリア契約を残しておけば、帰国時到着後すぐ携帯を使うことができます
解約してしまうと、新しくキャリア契約をするか、プリペイドSIMを購入するまで使うことができません。

維持費がかかってしまいますが、キャリア契約は解約せずにおくことをおすすめします。

スマホ本体について

日本のキャリア契約を解約しないと決めた場合、中国のキャリア契約と、日本のキャリア契約と、最低2つのキャリアを同時に契約することになります。

その際、スマホ本体をどうするかは2通りになります。

2台持ち(別途中国用携帯を持つ)

携帯(2台)
日本で使用していたスマホと契約はそのまま保持。
中国用として新しいスマホを購入し中国のキャリアと契約。2台持ち。

<メリット>
・帰国の際、すぐに携帯を使える
・これまでと同じ電話番号で国際電話を受けることができる
(電話を受ける側に高額な費用がかかります)
・突然壊れてしまっても、2台あれば安心

<デメリット>
・2台分の端末代がかかる

会社から携帯が支給されている人によく見かけます。
中国はIT社会で、スマホがないとどう生活すれば良いか分からないくらいです。
2台あれば非常に安心感が強いです。

デュアルSIM(SIMフリー携帯に中国SIMを入れる)

携帯(1台)
SIMフリースマホに中国で契約したSIMカードを入れる。

<メリット>
・端末代が1台分で済む
・使い慣れた携帯電話を使用できる

<デメリット>
・初めにSIMロック解除が必要な場合がある
・帰国時、SIMの入れ替えが必要な場合がある

日本の3大キャリア(docomo、au、SoftBank)で購入した場合は、一部SIMロックがかかっている場合もありますがweb上の手続きで簡単にSIMロックを解除することができます。

また中国では、日本で使用しているアプリはほとんど使えず、中国のアプリを使っています。

このパターンを選択する場合、日本のアプリと中国のアプリを一台に入れることになりますのでストレージに余裕のあるスマホを用意しましょう。

2パターンの比較・選択

2台持ちの方が安心感が強いですが、新しく携帯本体を用意するのはちょっと…という場合はデュアルSIM、というイメージです。

費用面での差は、2台目のスマホ端末代のみになります。
端末代は物によって様々ですが、ご参考までに最近発売したiPhone14が一括払いで約12万円でした。

まとめ

・中国で使うスマホは中国でキャリア契約をする
・日本のキャリア契約も、解約せず残しておくのがおすすめ
・端末は、2台目のスマホを用意するか、SIMフリースマホでデュアルSIMの二択

今回、日本のキャリア契約は解約せず残しておくのがおすすめと記載しましたが、実際、日本にいるときの契約のままでは、使わないデータ通信料等を支払うことになり勿体無いと感じると思います。

日本のキャリア契約をどのように残しておくのが良いかも記事にしましたので
ご参考ください。

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