一時帰国の免税ショッピングはどこがおすすめ?〜銀座エリアの免税店比較〜

化粧品や洋服、ファッション小物などは、日本で購入する方が安くて良いものが多いので、一時帰国時にまとめて購入するという海外在住者が多いのではないでしょうか。

私も先日、初めての一時帰国で、免税ショッピングを楽しんできました。

まとめてたくさんのブランドを回れる、銀座エリアのデパートやファッションビルに行ったのですが、免税手数料がかかったりかからなかったり、消費税の返金は現金のみだったりカードも使えたりと、店ごとに違いがあることがわかりました。

銀座エリアでの各お店の免税対応についてと、それをもとにどのように回れば効率良くショッピングできるかを検討してみます。

私周辺の駐在妻の間で一時帰国ショッピングとして人気の高い、コスメやファッションについてが中心になります。

デパート・ファッションビル

銀座〜有楽町〜日比谷エリアで人気のある、5つのデパート・ファッションビルを比較してみます。

  • 銀座三越
  • 銀座松屋
  • 有楽町マルイ
  • ルミネ有楽町
  • ミッドタウン日比谷

品揃え、免税方法、手数料、返金方法についての比較を一覧にまとめました。

品揃え

ハイブランドに強いのは、当然三越、松屋です。
様々なハイブランドのコスメやファッション雑貨などが購入可能です。

薬局に売っているようなお手頃なコスメや、女性誌に載っているような流行りのファッションブランドはマルイ、ルミネに揃っています。

ミッドタウンはショップ数がそこまで多くありませんが、ダウンが人気のTATRASやメガネのEYEVAN等、こだわりのショップが入っています。

免税手続き

上記5つのお店は全て、一度各ショップで通常の消費税込みの金額を支払ってお買い物をした後、当日中に免税カウンターへ行って消費税相当額を返金してもらう仕組みです。(一部異なるショップもあります。)

なお、デパートに入っているショップの中には、免税に対応していない店舗もあります。
免税店シンボルマークがあるかを確認し、ショップごとに、「免税で購入したい」と申告しましょう。

免税店シンボルマーク
免税手数料

三越とマルイが商品代金の1.55%、松屋が1.54%、ルミネとミッドタウンは手数料なしでした。

返金方法

返金方法はほとんど現金のみ、三越のみがクレジットカードアリペイなども可能でした。

海外で暮らしているため、円の現金を持っていても邪魔ですし、受け取った現金を使い切るための時間も少なく、現金以外で返金してくれる三越は有り難いです。

空港型市中免税店

非居住者が消費税の免税を受けてお買い物できるお店として、一般的な免税対応店の他に、銀座には「空港型市中免税店」というものが2つ存在しています。

・LOTTE DUTY FREE GINZA(東急プラザ銀座8,9階)

・Japan Duty Free GINZA(銀座三越8階)

デパート等の免税店との違い

空港型市中免税店は、一般的な免税店とは異なります。
主に、以下の3点の違いがあります。

  • Tax Freeではなく、Duty Free
    ・デパート等の一般的な免税店…Tax Free=消費税のみが免税
    ・空港型市中免税店…Duty Free=消費税の他、酒税・煙草税・関税などの税も免税
  • 商品は出国時に空港で受け取り
    ・デパート等の一般的な免税店…その場で受け取り
    ・空港型市中免税店…羽田空港または成田空港にて、出国手続き後、出発の1時間前までに「市中免税店引き渡しカウンター」で、引換券と交換で受け取り
  • 日本在住の日本人でも使える
    ・デパート等の一般的な免税店…国内非居住者のみが利用可能
    ・空港型市中免税店…羽田空港または成田空港から60日以内に出国予定がある人が利用可能。条件に合えば国内居住者も可能。

品揃え

デパートやファッションビルと比べると、たくさんのブランドが揃っているわけではありません。

ただし、デパートやファッションビルでは、煙草やお酒の売り場を見つけるのが難しい場合もありますが、空港型市中免税店では、化粧品などと同じエリアに置いてあるのですぐに見つけられるでしょう。
さらに、お酒や煙草は、酒税・煙草税・関税がかかりませんので、本体価格のみで、通常の購入時よりも安く購入することが可能です。

免税手続き

免税後の金額でお買い物をすることができます。
デパート等のように面倒な返金手続きがなく、スムーズです。

銀座エリア免税店の回り方

お得を追求したい方は

1.まずは手数料なしの2店へ

まずは免税手数料のかからない、ルミネとミッドタウンへ行ってみることをおすすめします。
ルミネに入っているアットコスメには薬局系コスメがたくさんありますし、ミッドタウンに入っているISETAN MiRRORにはハイブランドコスメがたくさんあるので要チェックです。

合わせて、流行りのファッションブランドで洋服もチェックしちゃいましょう。

2.お探しのブランドの路面店がないか確認

その後、三越、松屋、マルイへ…と行きたいところですが、銀座はたくさんのブランドの路面店がある街でもあります。

各ブランドの路面店では、免税手数料をとっていないところが多いです。
お探しのブランドの路面店があれば、免税対応しているか、手数料はいくらかを確認して見ましょう。

3.その後手数料有りの3店へ

それでも見つからなければ、三越、松屋、マルイへ行きましょう。
全て確認すれば、きっとお探しのものがあるはずです。

その他、お持ちのクレジットカードやキャンペーンなど

例えば、エポスカードをお持ちの方は、年に数回あるキャンペーンでマルイでのお買い物が10%オフになることもあります。
10%オフなら、1.55%の免税手数料があっても、マルイでお買い物をした方がお得という計算になります。

お持ちのクレジットカードや、お店のキャンペーンなどのお得情報にも注意が必要です。

酒・煙草を買いたい方は

空港型市中免税店がおすすめです。
空港の出国手続き後エリアと同じように、消費税以外にも酒税・煙草税・関税などの諸税がかからない値段で購入可能です。

なお、空港で商品を受け取った後、その商品は機内持ち込み手荷物になります。
液体物の容量など、持ち込みに制限がある場合もありますのでご注意ください。

時間がない、面倒臭い、サクッと済ませたい方は

一つの店で全部済ませてしまいたい!という方には、銀座三越がおすすめです。
コスメブランドの数を数えて見ましたが、どこよりもたくさんのショップが入っていました。

一番多くのブランドが揃っており、返金も現金以外でも対応してくれるので便利です。

まとめ

免税への対応は、各店それぞれに違いがあることが分かりました。
お店の特徴や免税対応の特徴を把握し、できるだけ自分に合ったお買い物ができると良いですね。

なお、2023年4月から制度の変更があり、免税購入対象者の範囲が厳しくなります。
4月以降に免税購入できる、日本人の国内非居住者は以下の通りです。

■日本国籍を有する非居住者
・国内以外の地域に引き続き二年以上住所又は居所を有することを在留証明又は戸籍の附票の写しにより確認がされた者※
※在留証明、戸籍の附票の写しは、免税購入対象者が最後に入国した日から起算して6月前の日以後に作成されたものにて確認する必要があります。

国土交通省観光庁 消費税免税制度改正のお知らせhttps://www.mlit.go.jp/kankocho/tax-free/reiwa4kaisei.html

これまでは、2年以上の予定で出国した人なら免税でお買い物ができましたが、既に2年以上海外に住んでいる人でなければ、免税でのお買い物が出来なくなります。

免税購入対象者から外れてしまう人は悲しいですね…

万が一、お買い物後に免税対応できないとなった場合は大変ですので、しっかりご注意ください。

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