中国に来る前、念のためにと思い、さまざまなものをまとめ買いして持ってきましたが、結局持って来なくてもよかったと思ったものもあります。
無駄に荷物が重くなってしまわないよう、ご紹介します。
変圧器
炊飯器や湯沸かし器など、日本で使っていた製品を、変圧器を利用して海外でも使おうと考えていらっしゃいますか?
私もそのように考えて用意してきたのですが、結局あまり使えておらず、持ってくるなら一つで十分です。
理由は次のとおりです。
大きくて高級な変圧器を購入する必要がある
炊飯器や湯沸かし器、ドライヤーなどを使用するためには、3,000W以上程度のかなり大きく重量があり、高級な変圧器を使用する必要があります。
値段は1万円以上し、重さは7キロ以上です。
変圧器の選び方について、詳細はこちらの記事をご覧ください。
ブレイカーが落ちる
変圧器を利用すると、ブレイカーが落ちることがよくあります。
我が家では、変圧器のスイッチをオンにしただけでしょっちゅうブレイカーが落ちます。
たくさん電気をつけているなら納得できますが、先日は、エアコン1つ、ウォーターサーバー1つ、空気清浄機1つだけをつけているところに変圧器のスイッチをオンにしたところ、ブレイカーが落ちました。
マンションの管理人さんにも、変圧器はブレイカーが落ちるから使わない方が良いと言われました。
変圧器1つでもブレイカーが落ちまくるため、2つ以上の変圧器を同時に使うことはできないと思います。
家電用に変圧器を用意するなら1つのみで十分です。
衣服用・食器用洗剤
洗剤について、国産のものの方が安心だから、日本で買いだめして持っていこうとお考えではないでしょうか?
私もできるだけ購入してきましたが、実際には現地調達でよかったと感じています。
航空便不可
洗剤全般は航空便危険物に該当し、航空便には入れられないため、
・飛行機の預け入れ荷物
・船便
のどちらかで持ってくることになります。
船便の到着には1~2ヶ月ほどかかります。
預け入れ荷物で持ってこれる量にも限りがあり、他の荷物もあるため、洗剤に関しては生活に慣れる1ヶ月先くらいまで用意すれば十分です。
泡立ちが異なる
日本の水は軟水ですが、中国の水は硬水です。
軟水は泡立ちやすいですが、硬水は泡立ちにくいです。
そのため、日本で売られている洗剤を中国で使用した場合、泡立ちが悪くなってしまいます。
現地で市販されている洗剤を使用した方が、泡立ちが良く、よく洗うことができるように思います。
中国でも日本のブランドの洗剤が売られており、写真は中国版アリエールです。
清潔そうで控えめな香りが良いし洗い上がりも全く問題がなく、日本のブランドなので安心感もあります。
なお、食器用洗剤については、日本の製品の輸入品も売っていますが、割高なのでこちらで購入した中国ブランドの洗剤を使っています。
泡立ち・泡ぎれもよく、全く問題なく使用できています。
紙製品
外国産のティッシュは硬くて、肌が傷ついたりするのではと心配されていますか?
私も同様に心配していたのですが、現地で売っているもので全く問題はありません。
中国で売っている製品で問題なし
流石に日本で売っている商品ほど柔らかくはありませんが、特に気になるほど硬いわけではありません。
ご参考に、我が家が普段使用しているトイレットペーパー、ティッシュペーパーをご紹介します。
- トイレットペーパー
いくつか試してみた中でも、一番柔らかくて気に入ったのが、「清风」というブランドの「原木纯品」です。
日本ではシングル・ダブルとありますが、中国では3枚重ねか4枚重ねが主流です。
こちらは4枚重ねの商品で、柔らかいのにしっかりしていて好印象です。
- ティッシュペーパー
中国最大手のスーパー、アリババグループの「盒马」オリジナルのティッシュです。
ティッシュもトイレットペーパー同様、3枚重ねか4枚重ねが主流です。
また、ティッシュの形は、日本のものとは違う形で統一されています。
日本からティッシュケースを持ってきても、サイズが合わないかもしれません。
お米・調味料など日本の食材
上海には日本人向けのスーパーや欧米系のスーパーがたくさんあるため、日本人が欲しい食材はほとんど手に入れることができます。
日本メーカーの輸入品は割高ですが、少しお手頃価格な中国メーカーの日本の食材もあります。
例えば、これは盒马で売っている中国産のコシヒカリです。
日本のコシヒカリとほとんど変わらない美味しさです。
価格も159元(3,000円くらい)で、「买一赠一(ひとつ買えばひとつプレゼント)」のため10kg購入することができ、日本よりもお得なくらいです。
そのほか、味噌や醤油、納豆、海苔など、日本人に必要な食材は日本人向けのスーパーへ行けば大体あります。
ないものと言えば、きざみ揚げやすりごま、デミグラスソース缶など「なくても大丈夫だけどあると便利」というものは残念ながら見つからない場合もあります。
あるいは、「このメーカーのこの商品が良い」というこだわりがある場合には、日本で購入してきた方が無難です。
日本人向けのスーパーに関しては以下の記事にまとめていますので、ご参考ください。
終わりに
中国への引っ越しの際にまとめて購入してしまいそうだけど、実は中国でも購入できるなど、まとめ買いをする必要のないものをまとめてみました。
皆様の荷物整理のご参考になれば幸いです。