上海には本当になんでもあるし、なんでも買えるので、外国に住んでいるために困ることは少ない方だと思います。
外国のものも、日本で購入するのに比べて割高ではありますが、ほとんどのものが手に入ります。
ただ、普通に街で探してもなかなか見つからない、あるいは本当に売っていないというものもありますので、買える場所と共にご紹介します。
探しても見つからないもの
コンタクト
中国は眼鏡をかけている人が多いせいか、売っているコンタクトの種類が少ないです。
私が愛用する、ワンデーアキュビュートゥルーアイは売っていません。
サイズの表記が日本とは異なるようですし、必要な方は日本で購入するのがおすすめです。
ちょうど良いお洋服
中国には、日本のようにハイブランドとファストファッションの間の価格帯のブランドはあまりありません。
そのため、お洋服が必要な場合はユニクロやZARAで購入することが多いです。
日本で生活していた頃と同様のお洒落を楽しむのは難しく、日本でお洋服が買えるのを楽しみにしています。
一部の食品
無洗米
中国にも、中国産の日本ブランドのお米が売っています。
よく見かけるのは、「越光米(=コシヒカリ)」「越前米(=ミルキークィーン)」です。
ただし、中国米・日本米に限らず無洗米は売っていません。
中国はあまり水道事情が良くなく、私の場合はお米を洗うのにもミネラルウォーターを使っていますので、無洗米だったらあまりミネラルウォーターを使わずに済むのになと思いますが、売っているのを見かけたことはありません。
必要なら、重いですが日本で購入した方が良いでしょう。
きざみ揚げ・すりごま
きざみ揚げやすりごまのような、ちょっと便利な食材は売っていないようです。
ごまはどこでも、うす揚げは日本人向けのスーパーで売っていますので、それを自ら刻んだり擦ったりする必要があります。
ちなみに、豆腐は日本とほとんど変わらないものが売っています。
絹豆腐は日本のものより、さらに柔らかいように思います。
絹豆腐…绢豆腐(juandoufu)
木綿豆腐…老豆腐(laodoufu)
デミグラスソース・ホワイトソース缶
ビーフシチューを作る際、いつもHEINZのデミグラスソース缶を使っていたので探してみたのですが、見つけることができませんでした。
合わせてホワイトソース缶も探してみましたがなさそうでした。
HEINZに頼らず作るしかなさそうです。
探せば手に入るもの
日本の調味料・食材
大抵のものは、日本人向けのスーパーに行けば購入できます。
醤油、出汁、めんつゆ、味噌、みりん、酒、米、鰹節、練り物、海苔、等々探せばなんでもあります。
冷凍のおでんセットすらありました。
ただ、輸入品なので日本で購入するよりも2〜3倍くらい高くなります。
例えば、冷凍の納豆は3パックで300円〜400円くらいで売られています。
米や豆腐、醤油、料理酒、カニカマ等、輸入品よりは安い中国のメーカーの商品もありますが、大抵味が少し違います。
完全にこれまでと同じ食生活をしたいと考えるなら、多少の出費を覚悟しないといけないと思います。
購入可能場所:日本人向けスーパー
薄切り肉
薄切り・こま切れ・切り落とし肉はあまり見かけないです。
特に豚肉の薄切りは見かけません。
一般的なスーパーで売られている肉は以下の通りです。
かたまり | サイコロ | 薄切り | 挽き肉 | |
牛肉 | ○ | ○ | △※2 | ○※3 |
豚肉 | ○ | ○※1 | × | ○※3 |
鶏肉 | ○ | ○ | × | × |
羊肉 | ○ | ○ | △※2 | × |
※2火鍋用のひらひらとした薄切りの冷凍のものならあります。
※3合挽肉はありません。
購入可能場所:日本人向けスーパー、外資系スーパー
魚の切り身
上海は海が近いはずなのに、どちらかと言えば魚より肉を食べていると感じます。
魚の切り身はあまり売っていなく、売っていてもかなり高価です。
また、大きめの魚は切り身ではなく、画像のような輪切りで売っていることが多いです。
また種類も少なく、鮭とたらの2種類くらいしかありません。

購入可能場所:日本人向けスーパー、デリバリーの魚屋「鮮度市」
ブラックのアイスコーヒーのボトル
ブラックのコーヒーを飲むのは日本人ばかりという話もありますが、確かに市販のブラックコーヒーは日本の商品以外にはないようです。
カフェで買うものは、自分で砂糖・ミルクを入れる方式ですので問題ありませんが、ブラックコーヒーの缶やペットボトルは基本的にありません。
購入可能場所:日本人向けスーパー、外資系スーパー
欲しいものが見つからない時の探し方
普通に探してみて見つからない場合は、以下のように探してみると見つかる場合もあります。
- ネットスーパーアプリ(盒马や饿了么・美团などの外卖)で検索
- ネット通販アプリ(淘宝・京东・天猫など)で検索
検索する際は、中国語の他、英語で検索すると見つかる場合もあります。
淘宝の画像検索もかなり使えます。 - (ブランド品の場合)WeChatのトップ画面で検索
ブランドの公式サイトがある場合、そこから購入する事ができます。
私の場合、化粧品やお洋服をよくWeChatの公式サイトから購入しています。
まとめ
日本の食材の購入できるスーパーの詳細な情報については、こちらの記事で紹介しております。
上海では本当になんでも手に入るので、手に入らないものと考えるとかなり少ないように感じます。
ごく一部の手に入り辛いものや、手に入らないものに関しては
・日本で購入する
・手作りする
・他のもので代用する
など、柔軟に対応していかざるを得ないですが、それはそれで、海外で暮らすことの醍醐味のようなものと思って楽しめたら良いなと思っています。